北海道チャリティーエントリー(2022)スポーツ・文化・地域おこし分野

一般社団法人ATSUMANOKI96

2018年9月6日に発災した北海道胆振東部地震。震源地である厚真町では町全体がおおきな被害を受け3000haをこえる山林も崩壊。復旧・復興工事のなかで大量の被災木が発生しました。「ただ処分されていくそれらの木をどうにか生活の場で活用できないか」「被災は悲しい記憶でもあるけれど木を通じて前向きに歩むこの町の林業を表現できないか」―――一般社団法人ATSUMANOKI96はそういった想いをきっかけに2年後の2020年に立ち上がりました。

メンバーである町内の林業・製材・木工家・デザイナーと町外から集う人たちが、被災民家の古材を再利用したカッティングボードや、被災森林から出た枝を磨き上げたフックをリリース。

団体名に[9月6日という原点を忘れない][自分たちの活動やプロダクトは100%ではなく96%。4%の余白はみんなと創りあげたい]という想いを込め、木製品販売のほかに植樹や馬搬・木工・薪などをつうじた体験型イベントの企画に向けて活動しています。

被災民家の古材を再利用したカッティングボードや被災森林から出た枝を加工したフック